2017年10月から毎週日曜日の9時放送のTBS系ドラマが「陸王」です。
ドラマ『陸王』の基本的な情報です。
放送時間:毎週日曜21時00分~ 初回は2時間スペシャル
放送開始日:10月15日
放送局:TBS系
原作:池井戸潤「陸王」(集英社 刊)
脚本:八津弘幸
プロデューサー:伊與田英徳(「半沢直樹」「下町ロケット」) 飯田和孝
演出:福澤克雄、ほか


ではそのタイトルの意味は何なのかを紹介していこうかの。
また、ドラマに登場する人物、企業、商品にはモデルがあるので、物語の内容にも少し触れながら、それらも紹介しましょう。

よろしくお願いします!!
皆さんもぜひ参考にしてみてください。
「陸王」の原作とタイトルの意味は何か?
ニューイヤー駅伝の予選、
東日本実業団駅伝の応援‼️
行田駅前の第三中継所でタスキ渡しを目の当たりにしました😁明日はニューイヤー駅伝の撮影🎽
そして、この駅伝の模様は、
午後1時55分〜放送📺そして、
明後日よる9時、第3話‼️#陸王 #役所広司 #竹内涼真 pic.twitter.com/TCVMhoj4Lx— TBS「陸王」本日行田ロケSPゲスト‼️ (@rikuou_tbs) 2017年11月3日
ドラマ「陸王」は「半沢直樹」で有名な池井戸潤氏の同名の小説が原作です。
2013年から2014年に「小説すばる」で連載されて2016年に単行本化されました。
埼玉県行田市にある老舗足袋メーカーの「こはぜ屋」が、経営が悪化している状態から脱却するために新たなランニングシューズの開発に着手してどのように会社を救うかという物語です。
もちろん、この店は実際にあるものではなく架空のメーカーです。いわゆる「下町ロケット」のような企業再生ストーリーです。
それでは、このタイトルにある「陸王」とは何かというと、「こはぜ屋」が新開発したランニングシューズの名前のことです。
実は「こはぜ屋」の経営状況が悪化した要因が、先代が新しいランニングシューズを開発販売して見事に大失敗したことにあります。そのときの商品名も「陸王」でした。
現在の社長である宮沢紘一(役所広司さん)はこの現状を打破するために同じ名前の「陸王」で会社の存亡をかけた闘いに挑みます。
現実世界においてもランニングシューズ業界は世界中のスポーツ用品メーカーがしのぎを削っている世界です。
そんな中老舗ではありますが、いまや零細企業化している「こはぜ屋」が仲間と協力し合ってこれまでにないイノベーションを引き起こしていきます。

会社の存続のために社員一丸となって闘う姿に、感動の連続です!
「陸王」のモデル

「陸王」は池井戸氏の創作物語ですが、実はこの「陸王」のモデルになった企業や人物がいます。
こばせ屋のモデル
たとえば、「こはぜ屋」のモデルは同じく埼玉県行田市にある足袋メーカーの「きねや足袋」ではないかと言われています。
1929年に創業された老舗企業でランニングシューズを製造販売しています。
2012年に池井戸潤氏が取材しに行ったことが同社のホームページに記載されています。「小説すばる」に連載され始めたのが2013年なので、タイミング的にも合っていますね。
ただし、きねや足袋のホームページには
<皆様へのお知らせ>
小説及び2017年10月15日放映開始のドラマ「陸王」に登場する足袋シューズは弊社きねや足袋 の “ランニング足袋 きねや無敵“ をモデルとしたものではありません。
と載っています。
原作者の池井戸潤氏のコメント
基本的にモデルになる人やモノはありません。そういうものがあると、逆に書くのが難しい。登場人物の「リアル」からは離れていくような気がします。
『こばせ屋』のモデルは、きねや足袋はないそうですね。あくまで参考のため取材に行かれていたというこです。
また、陸王の登場人物についてもモデルがいます。
陸王の登場人物のモデル
「陸王」のなかで大手シューズメーカーに勤める村野尊彦(市川右團次さん)です。

彼は作中では陸上部の選手であることを活かして自社のランニングシューズを販売しながら、陸上選手のサポートも行っている人物です。
シューズメーカーを退職してからは「こはぜ屋」のアドバイザーに就任します。
このモデルがアシックスに勤めていた三村仁司氏です。
同社の技術職として活動した後、イチロー選手や高橋尚子選手をはじめとした多くのスポーツ選手のシューズを担当しました。
ドラマ『陸王』でダイワ食品の陸上選手として活躍するも、怪我によって辛酸を舐めた茂木裕人(竹内涼真さん)のモデルは、エスビー食品のマランソンランナーだった瀬古利彦氏といわれています。
ランニングシューズのモデル
さらには、ランニングシューズにもモデルがあります。
まさにタイトルにもなっている「陸王」は「きねや足袋」のランニングシューズの「きねや無敵」です。

「きねや無敵」は2013年に発売されましたが、企業再生を図って社員だけでなく周りの多くの人の協力があって開発されたものでした。
他にも、実名で出てくるランニングシューズがあります。イタリア・ビブラムのランニングシューズシリーズである「ファイブフィンガーズ」です。少しだけしか登場しませんので、気になる人は注目してみるといいでしょう。
もう1つの物語

物語には人生で苦杯を舐めた人物が数多く登場して、「こはぜ屋」の再生事業に取り組みながら自身の人生に再び光を投げかけるというサイドストーリー的な意味合いもあります。
マラソンランナーの茂木裕人(竹内涼真さん)は選手を引退した後に家業の経営がうまくいかず借金から逃げ回る人生を送ります。村野尊彦(市川右團次さん)も大手メーカーに所属しながらも上司の理不尽な仕打ちから大企業を離れることになりました。
「こはぜ屋」が世界を相手にした闘いを繰り広げる脇でこうした人生に挫折した人物が奮闘する様子にも注目しながら見てみると、新たな面白さが見出せるかもしれません。
ちなみに、物語の見どころの1つとして陸上選手のレースシーンも挙げられます。
「陸王」というタイトルから物語に登場してくる選手はみな「陸の王者」になるべくお互いにプライドをかけてしのぎを削っています。

このデッドヒートもまた「陸王」の面白みの1つじゃな。
まとめ
「陸王」にまつわるモデルやタイトルの意味などを紹介してきましたが、原作者である池井戸氏はモデルについては否定しています。
「きねや足袋」の工場を見学して取材したことは認めているのでインスピレーションを受けていても不思議ではありません。
モデルが何であれ、ドラマ自体は非常に見ごたえのある物語になっています。ぜひ注目しましょう。

「陸王」はいろんな角度からみることができますね。
毎回、感動して涙なしでは見れません。

これからの展開にも注目ですな!!
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「陸王」とは変わった名前ですね。